怖いのは依存と破綻、ナイキの厚底シューズを試着して思う
確かに厚底だった
こんにちは、JSTA公認スポーツアロマトレーナーの飯泉です。
超話題のナイキの厚底シューズ
今回はズームフライ3を履いてみました。
【NIKE公式】ナイキ ズーム フライ 3 メンズ ランニングシューズ.オンラインストア (通販サイト)
先日の地元守谷ハーフマラソン大会でも、
多くの選手が履いていたこのナイキのシリーズ。
今年の箱根駅伝では圧倒的なシェア85%のナイキ。
世界陸連、制限あるものの結局使用を認めた
特徴である、
クッション性と内蔵されているカーボンプレート
どこがいいのか?確認をしたく
近所の大型スポーツ店に行ってみた。
多くのランナーに取ってシューズはとても
重要なファクター
「速く走りたい」という強い願望を満たすため?に
開発された厚底シューズは果たしてどうなのだろうか?
違和感だらけの試着
いつものように左足から足入れ。
第一印象は、
足の甲周りがきつく締め付けられる感じがして
ちょっと違和感あり。
足指部分は、ゆとりがあり締め付け感はない。
ワイズは取れているようだ。
これが立った状態
記念すべき初厚底!
早速歩いてみると、
ビルの屋上を歩いているかのごとく
重心が高い。
それも無理はない。
ビブラム V-Trailの7.7ミリのソールの厚さに対し
34ミリもの厚さがあるのだから。
無理やり足が前方へロールされる。
平坦な床なのに、下り坂を転げ落ちるかのようだ。
かかと部分はグニャグニャの柔らかさ。
ヒールが尖っているのは何故だろう?
試しにかかと着地で走ってみると、
このグニャグニャのクッションが吸収してくれるが
僕に取っては不安定感極まりない。
これも、足が定まらないので不安感を持ちながら
走ることになるだろう。
地に足が付いていない状態で、
フワフワと浮いた感じで、
無理やり坂を転げ落ちるようかのように
シューズがこちらに働きかけてくる。
余計なお世話だ!と正直思った。
確かに厚底であることに異論は無い。
しかし、その厚底の意味は?
と問いたくなる試着だった。
依存と破綻、スポーツ界は大丈夫か?
なぜ人はそんなに、
クッション性を求めるんだろう??
反発性を求めるんだろう??
商業マーケティングに踊らせれていないか??
騙されてはいないかい??
「走るのは選手の身体、シューズが走るのではない」
青学の原監督の名言。
僕もその通りだと思う。
多くのランナーの考えは多分こうではないか?
推測をしてみた。
合っているかどうか?は分からない。
「走り込みやトレーニングで脚は鍛えるけども、
しかし本番では出来るだけ脚に負担をかけないように、
走りたい。
だから衝撃の少ないクッション性が高い厚底が理想である。
且つ、反発性が強ければ脚力をセーブすることが出来てスピードが出る。
結果的にタイムが伸びる。」このようなサポートが出来るシューズを選びたい。
恐らくこのような考えではないだろうか。
つまり、自分の走りをシューズに頼っているのである。
シューズに甘えているのである。
シューズに依存しているのである。
依存はいづれ破綻するのも知らずに。
スポーツ界、
いろんな意味で荒れているように思える。
真剣に本当のことを発信していきたい!
と思わせてくれた。
サブ3ランナーの証言
とあるサブ3ランナーさんから、
厚底シューズを約3ヶ月程履いてみた結果
「足が弱り走力落ちた、タイムが悪くなった」
と話を伺った。
意外でも何でもなく、僕が想像していた考えと一致していたので
納得だった。
依存していたことの破綻が訪れたのだ。
ひとつの証言だった。
この厚さで、
自分の脚で走るのではなく
走らされているのだろう。
動物はラクしてはいけないと言うことでしょう。
好みの問題だけど僕なら履かない
どんなシューズを履こうが
好みの問題であり本人の自由。
身体が壊れても、痛みが出ても速く走れて
記録が伸びればOK!
ならそれはそれでひとつの考え方でありやり方で
否定はしない。
僕はまったく逆の考え方を選択しているだけ。
痛みは避けたい、怪我もしたくない、
自分の身体に合ったシューズで走りたい。
ただそれだけ。
タイムは気持ち良く楽しく走れた、
その結果に過ぎない。
自分の身体だから自分で守る
あくまでも自分ファーストの考え。
マラソンブーム、
市民ランナーの多くの人が故障を抱えながら走っている。
日本のスポーツ界、自分の身体は自分で守る自分ファーストで
あって欲しいと願っています。
他人を頼るのではなく自分を信じて自分を頼って走りませんか?
それにはこのシューズがベストです!
・クッション性ありません
・超薄底です
・カーボンプレート入ってません
・軽いです
男性用 V-Trail2.0
女性用 V-Run
自分の脚の機能をフル活用して、自分の力で走る力が養われます。
結果的に走力がアップします。
クッション材が無い分、
自分の身体がクッション材になります。
正確に言うと、
「衝撃を自分の身体で吸収出来る走り方になる」
ですね。それも自然とナチュラルに。
これが、他に頼らないと言う走り方なのです。
着地も自然とフォアフット着地になります!
⇒これ、とってもとっても大事なこと
何故ならば、
どうしても厚底シューズを履きたいのであれば、
厚底シューズでタイムを伸ばしたいのであれば、
フォアフット着地が絶対的に必須だから。
大迫傑選手のように。
ご存知の通り反発力が極めて強いから、
かかと着地のヒールストライクをしてしまうと、
ひざや股関節にその反発が強く出ます。
長距離をハイスピードで走ろうとすればするほど、
ひざや股関節へのダメージが大きくなります。
ダメージを回避をしたければ、
フォアフット着地が必須で、
フォアフット着地をしたければ、
薄底のビブラムファイブフィンガーズが、
得意とするところで、、、。
と言うように、ランニングの原点に帰って
ビブラムファイブフィンガーズ(VFF)を
先に履くことをオススメする次第です。
<イベント開催予定>
3/7は守谷でランニングイベント開催します。
「楽な走り方とスポーツアロマセルフケア講座」
3,500円で美味しいランチ付き
5名定員で残席1名です!