「筋肉」よりも「骨」を使え!読了しました

「筋肉」よりも「骨」を使うとは?

こんにちは、JSTA公認スポーツアロマトレーナーの飯泉です。

この度下記の本を読了しました。

いま、大変な筋トレブームです。

筋肉重視、筋肉は太い方がかっこいい。

あればあるほど良いと言う考えが多くを占めていると思います。

筋肉が太い方が出力が高いとも言えます。

がしかし、目からウロコ。

「筋肉」より「骨」を意識すると、楽に動けるようになります。

そんなことが、理解できる本でした。

 

甲野善紀さんと松村卓さんの共著

「筋肉」よりも「骨」を使え!

です。

筋肉よりも骨を使え?

最近、骨ストレッチにハマっているので、

何となくその理屈は分かっているものの、

本質を知りたかった。

そのルーツにもなるかもしれない

この本に興味を持っていた。

と言うことで読んでみました。

途中紹介されるネタの、

例えばランナーの動きをYouTubeで調べたりしていて、読了するのが遅くなりました。

スポーツや運動の細かい違いは、

目で見るのが一番理解しやすい。

そうして読んでみて良かったと思う。

目的

この本を読む目的

骨を使うと言う本質を見極める

そして今後のスポーツアロマトレーナーとしての活動に役立てる

この2つ。

 

ポイント3つ

 

①スポーツを科学でとらえることに無理がある

僕自身、スポーツ科学の分野が出来て早々に大学で学んだ身。

このフレーズには、頭をガーンと殴られたような衝撃を覚えた。

科学では証明し切れない動きが、人間の身体では起こっている。

そもそも科学では表現し切れない。

納得出来た。

 

②人間は直立を維持しようとしている

倒れないようにするために、

私たちの身体は相当なシステムを使っている。

走行中に生じるバランスの崩れをほんのわずかな段階で検出し、

修正できたら、走りのほうにかなりの部分、システムを振り向けられるようになる。

むやみに腹筋や腕立てをやるよりも、

このような微細なシステム統御を訓練する方がよっぽど速く走れる。

体幹を固めてしまって、地面を強く受けるように指導される。

接地の瞬間筋肉が収縮し動きが阻害されてしまう。

こんなやり方では怪我の不安がつきまとう。

 

③筋トレもストレッチも極力やらない方がいい

自分の身体で実験してみた。

ランニングの前に、

腹筋をわずか25回やっただけで、

腕が重くなり走りに影響が出た。

翌日まで影響が及んだ。

もう、腹筋や背筋、体幹トレーニングの類はやらないことに決めた。

 

 

いい動きと言うのは、

力が抜けるべき時に抜けて、

入るべき時に入る。

それぞれの動きが微妙な相関関係の中にある。

 

筋トレで筋肉を太くしてしまうと

抜けるべき時に抜けなくなる。

 

トレイルランニング、スノーボーディングを通じて

体感済みだ。

 

抜けるべき時に抜く

 

これが出来ないお客様がとっても多いので、

分かるまで伝えていく。

 

 

最後に

とても面白かった。

筋肉を使ってパワー全開!

というパフォーマンスの出し方ではなく、

まず骨があり、その骨が有機的に無駄のない動きが出来るように、

身体を躾けておく。

これが今後のテーマとなりそうです。

スポーツアロマのクライアントさんにも、

ケースバイケースでアドバイスして行きたいと思います。

 

体は體

骨が豊かな身体に

 

『現代は、エビデンスがなければ信じない世の中になり、

自分の體の声を聞くことをないがしろにしてきました。

その結果、数値や数字だけを信じるようになり、

體から発する微細な反応を感じることを封印してきました。』

あとがきより

 

そうです!體から発する微細な反応!

これを感じ続けられるようにして行きたいと思いました。

素晴らしい本、

ありがとうございました。

體から発する微細な反応を毎日朝ヨガから感じています。

やってて良かったし、

こらからも自分のため、

クライアントのために、

続けて行きます。


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