ランニングフォームで意識している3つのこと
ランニングフォームで
こんにちは、スポーツアロマトレーナーの飯泉です。
ランナーの皆さんは、
ランニングの練習時に、どんなところに意識して走っていますか?
・スピードですか?
・腕を振ることですか?
・着地ですか?
それとも、フォームについては何も意識せずに、
他のことを考えながら走っていますか?
音楽を楽しみながら走っていますか?
千差万別、いろいろあると思いますが、
僕は、
心身ともに楽しく気持ち良く走りたい
疲れや痛みや怪我を出来るだけ避けられるフォームにしたい
そんな理想を掲げていますので、
特に下記の3つのことを意識して走っています。
意識していること3つ
①足の着地は身体の重心の真下
自分の身体の重心の真下に、着地をしています。
踵から着地することはありません、と言うか出来ません(笑)
なぜ出来ないか?
裸足やビブラムファイブフィンガーズは、踵部分にクッション性の高い
ソールはありませんので、踵着地が身体に強い衝撃があるのです。
自然とフォアフット着地になります。
以下の写真は、着地する寸前の写真です。
重心はおへそから上のみぞおちの辺りですので、
着地はみぞおちの真下付近になります。
▲今月の自分のフォーム
この利点は、着地した瞬間に身体を前に運べることにあります。
慣性の法則を活かしたいのです。
一方、踵から着地するとブレーキがかかります。
▲このブレーキが膝や腰を痛める原因です
前に進む慣性が、踵のブレーキで一瞬弱まります。これが良くない。
▲みぞおちの真下で着地
これが理想です。
(出典 雑誌 ランニングスタイルvol.94、98)
上下の写真を比べて一目瞭然だと思います。
ただ、重心の真下を完全にマスターするのはなかなか難しいです。
②伸張反射のバネを活かす
着地の地面からの反発と同時に下肢の筋肉のバネを、進行方向へ活かす。
これが走りの原動力だと思っています。
リズム良く前に進めるか?
ふくらはぎの筋肉を多用しますが、
体幹の強さも、ここで重要となって来ます。
何故ならば、せっかくふくらはぎのバネがあっても
体幹が弱いと力が逃げてしまい前に進む推進力が、
弱まります。
つまり、スピードが上がらないので、
身体が重い感じがする。。。
筋肉の伸張反射と体幹力を大切にしています。
③力みなくリラックス出来ているか
身体の力みは無駄です。
②の「伸張反射のバネと体幹力」の話と矛盾しているようですが、
②は主に下半身について。
今回の③は上半身についての話となります。
程よく力が抜けてリラックス出来ているか?
特に上半身のリラックス感は大切にしています。
無理に腕を振ることは力みとなりますので、
腕はリズムとバランスを整える感じで走っています。
すると、平坦な道でも坂道を転がり落ちるような感覚で、
オートマチックのニュートラルのような感覚で走れます。
今朝もこんな感覚を保ちながら、練習しました。
気持ち良かったです。
守谷市の最近の朝6時前後は軽井沢のような涼しさでした。
最後に
ランニングフォームで意識している3つのことでした。
これらは、結果的にランニングエコノミーの向上だと思っています。
簡単に言えば、無理なく無駄なく効率良く走ると言うことです。
物理も含めたスポーツ科学の観点から、フォームを考えています。
最後に、もう一つだけ。
調子が出ない時は無理して走らない!
時々あります、フォームが気持ちよくない時が。
その時は、早々に切り上げます。
それは何故かと言うと、
頑張って走ろうとすると、
先程の無駄な力みが発生し悪いフォームを定着
させてしまうからです。
常に楽しく気持ち良く走りたいので。
▲トレイルランニングでも
若干走り方や身体の使い方は異なりますが、ロードランニングでの意識はトレイルランニングでも活かせます!